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医療系Webサイトの制作を依頼された時のクライアントへのアドバイス

医療系アップデート STAGE 3(上級~独立)
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医療系・健康系に関わる企業やクライアントから「Google医療系アップデートで圏外に飛ばされた!どうにかして欲しい!」という依頼があったときの、私が行っている対応をご紹介します。

Google アルゴリズム変動について

Googleは検索時に表示されるアルゴリズムを定期的に変更し、かつては上位表示にいた個人のブログやサイトが圏外に飛ばされることが起きています。SEO対策をゴリゴリに施したアフィリエイトサイトで以前は上位表示をしていて月に数十万~数百万という収益を上げていたサイトも圏外に飛ばされたりして、今後はアフィリエイトは難しいと言われている理由が、このGoogleアルゴリズムによる圏外飛ばしです。

どの企業も自社サイトを上位表示させるため、SEO対策を施して凌ぎを削っています。SEO対策の難しいところは、以前はOKだったSEO対策が現在ではペナルティを食らう可能性があるほど、日々変化していることです。

かつては被リンクをたくさん増やすことで検索上位が比較的可能だったので(今でも被リンクは重要)、一斉に被リンクを獲得するツールや、SEO業者により被リンクを大量に貼ることで検索上位に成功していた時代がありました。

でも、当時質の悪いSEO業者に頼んで大量に被リンクを集めたのに、非リンク先が全くジャンルの関係ない海外の個人ブログだったりアダルトサイトだったりすると、ペンギンアップデート(2016年9月23日実施)により圏外に飛ばされる、という大打撃が起きました。

海外の個人ブログなぞにリンクが貼られていても削除依頼なんて大量にできませんし対応してもらえないのが現実なので、そういうSEO対策をしていたサイトでペナルティをくらった場合、ドメインを新規で取り直して作り直す、という以外に最善の対策はありません。

医療系アップデートってなに?

不定期で行われるGoogleアップデートで、最近大きな話題を呼んだのが2017年12月に行われた「医療系アップデート」と呼ばれるものです。

これは医学的知識を持っていない一般人やアフィリエイターが、健康食品の購入を促したり健康情報を発信することで、ユーザーに健康被害をもたらす可能性が大きいと判断され、日本独自で行われたアップデートです。

Google:医療や健康に関連する検索結果の改善について

そもそも、この医療系アップデートの発端はDeNAの傘下にある健康・医療系キュレーションサイトである「WELQ」が倫理観ゼロ、文責ゼロで不特定多数の素人含むライターによって書かれた記事、「あなたの肩こりは霊のしわざかも!?」など、医学的根拠も信憑性も全くない記事がまことしやかに発信されていたことに寄ります。

「霊のしわざかも!?」という記事が、FaceBookやTwitterで拡散され、ユーザーから「ひどすぎる内容」と激しいバッシングに合い、世論を巻き込んだ大騒ぎになりました。

このWELQのせいで、それまで真面目に医療系記事を書いていた代替医療系の鍼灸師やカイロプラクターのブログが圏外に飛ばされたり、医療業界に携わる人たちにとって、かなりのダメージとなりました。

医療系サイト制作時の注意点

今後、少しずつ精査されていくと思いますが、現段階では医療系キーワードで検索された上位表示されるWebサイトは、病院、医師監修のサイトやブログ、学術論文などで占められています。

上位表示を狙う、というよりも圏外に飛ばされないように対策するのがベストです。

疾病名・診断名は避ける

病名や診断名は医療系国家資格を有する人により、客観性と信憑性があるサイトでないと圏外に飛ばされる可能性が高いです。

GoogleはAIに力を入れていて、その精度も高まっていますからこれらのキーワードがコンテンツに入っていると上位表示は愚か、検索に上がってこない可能性大です。

「治る」「完治」「治癒する」などの表現は避ける

医療系・健康系の情報サイトや商品販売等では、誇大広告が厳しくチェックされています。

青汁など、「これを飲めば健康になる」という表現も、根拠なしと判断される可能性が高いので、断定的な言い回しは避けた方が無難です。

実際「どんな病気でも治る」とか「これを飲んでガン細胞がなくなった」などのインパクトの強い表現は胡散臭さ炸裂ですが、藁をもすがる気持ちで病気と戦っている人にとっては購入してしまう要素を孕んでいますよね。

そういう意味では、Googleの医療系アップデートはユーザーにとって意味のあるものです。

クチコミは掲載しない

患者様の声、購入者の声など、かつてはそれらが信憑性を高めるものとして積極的に入れていましたが、これも個人差があるとか、やらせの可能性もあるため、順位を下げると言われています。

ちょっと前までは「個人差があります。誰にでも効果があるとは限りません」という文言を小さい文字で入れ対策を取っていましたが、今はそれもせず「載せない」という対策を取っています。

根拠のないランキングはダメ

かつては自社サイトを競合よりも良く見せるためにランキングサイトが横行していました。「ランキングサイトに御社を紹介し、1位にしてランクさせます!」なんていう倫理観ゼロのSEO業者から、毎日のように営業の電話がかかっていた時期もありました。

そのように根拠なく営業目的のランキングサイトは圏外に飛ばされています。

あなたがWebサイトやアフィリエイトサイトを作る際も、売りたい商品を根拠なくランキングに並べても、Googleからはペナルティを食らうだけなので注意してください。

クライアントには「小手先SEOは通用しない」と伝えましょう

クライアントはかつての古いSEOの知識のまま、時と止まっている人がいます。

せっかくWebサイトをリニューアルしてSEO最適化を行っていたとしても、クライアントが勝手にペナルティを食らうSEOをしていたら意味がありません。

あなたのWebクリエイターとしてのコンサルタント力が試されるときです。

小手先SEOは通用しない、ということをクライアントに伝え、知識を出し惜しみせず教えていくのがいいと思います。

良質なオリジナルコンテンツを増やしていく

医者監修、医科大学、学術論文系のサイトが上位をひしめく中で、病名や疾病名でのSEOは難しいので、それらのキーワードによる上位表示を依頼されても理由を伝え断りましょう。

その代替案として、良質でクライアントにしか書けない内容や文体で記事を量産していけるよう、サイト内にブログがないならブログカテゴリを追加することで対策が可能です。