
私、大学は工学部に進学したいと思ってるの。
好きな先輩がロボット工学を勉強するって言ってて、私も同じ大学に行きたい!って密かに思ってて…
大学受験用にもしっかり学べるようなロボットプログラミングスクールってある? 教えてコードマン!

大学受験にプログラミングが組み込まれるといっても、ロボットプログラミングが加わるわけじゃないが…
大学受験勉強、というよりも、ロボット工学やロボット研究を将来したい、と思っているならいいスクールはあるよ。
この記事では、小学校のプログラミング必修化の目的である「プログラミング的思考」のレベルを超え、より本格的にロボットプログラミングを学びたいというお子さんにおすすめの子供向けロボットプログラミング教室をご紹介します。
ロボットプログラミングはブーム。だけど、ロボット教室は玉石混交
2020年の小学校プログラミング必修化を受けて、今、小学生向けのロボット教室が右肩上がりに増えています。
2018年3月~4月に実施された船井総研による調査によると、子供向けプログラミング教育市場は2023年には226億4000万円に達すると発表しています。

2018年時点で、プログラミング教室の数は4,457校、2023年には1万1127校に増えると予測されています。
少子化で学校が潰れていく中、子供向けプログラミング教室運営はかなり順調。
ですが、このブームに乗って、プログラミング教室運営を「ビジネスチャンス」と捉え、指導スキルもプログラミング知識もない人が教室運営をするところが増えているのです。
普通に考えて、5000校の運営者5,000名がエンジニアやプログラマー上がりとは考えられません。
実際、子供向けロボット教室は、指導者がプログラミングができる必要は必ずしも必要ではなく、子供への指導力や人格に適正があれば問題はありません。
ですが、高度なロボットプログラミングや、テキストプログラミングを学ぶ場合、講師にプログラミングや数学の知識がなければ、絶対に無理です。
ロボットプログラミング教材を利用してフランチャイズ化されている教室が多いですが、フランチャイズそのものは良いのですが、指導者の経験や経歴で子供のプログラミングスキルの成長幅は決まってくるでしょう。
ロボットプログラミング教室を、ただの儲けビジネスと考えて運営している塾も少なからずあるので、この業界は玉石混交。良いロボット教室やプログラミング塾を選ぶ必要があります。
高レベルのロボットプログラミングを学ばせたい場合
高いレベルのロボットプログラミングをお子さんに学ばせたい、と思っていらっしゃる場合、どういう学び方がいいのか悩んでいる親御さんも多いかと思います。
学校でプログラミング必修化はされますが、学校の勉強だけでは有名大学へ入学が難しいのと同じで、塾と併用させるのは必須です。
というのも、学校での指導は、専門外の教師が教育指導要領に基づいて指導するだけであって、高度なプログラミングは指導できないからです。
可能ならば、一貫教育を
ロボットプログラミング教室の相場は、月額1万円前後です。高いレベルのロボット教室になると、上級コースで15000円~20000円と、高額になります。
ロボットプログラミングは、長く続けることが大切なので、家計を圧迫して継続不可になるなら、オンラインの通信型ロボット教材で料金を抑えてもいいでしょう。
ですが、もし家計が許されるなら、最初から同じスクールに通うのが良いです。使う教材やカリキュラムがステップを追って作られていますし、レベルの高いロボット教室では途中からの入会で「難しくてついていけない」という声もあるからです。
高度なレベルのロボット教室でも、小学校低学年の基礎レベルから通っていれば、自然にステップアップしていくことが可能です。
必ず無料体験に参加して、指導者のレベルを確認する
お子さんが一人で通う場合、どうしても「家の近所にあれば」というのが優先順位になるかもしれませんが、将来ロボット研究やロボット工学に進みたい、というレベルなら、指導者の力量がモノを言います。

でも、無料体験くらいじゃ指導者の力量なんてわからないわ。

そうだよね。でも簡単に知る方法があるんだよ。
高いレベルのロボット教育を受けられるスクールは、基本的に「国内外のロボット競技会への参加」ができるかどうかがジャッジポイントです。
ロボット競技会への参加ができるロボットプログラミングスクールでも、全教室の指導者が対応しているわけではありません。
各校の、上級コースの受講を受け入れている教室ならば、必然的に高いレベルの講師がいる、と考えていいでしょう。
無料体験に参加して、お子さんが将来上級コースに進んだときに、その教室でも対応可能かどうか、ということを確認してみましょう。
あとは、ママ友の情報が一番有力だったりします。
ハイレベルのロボット教育が受けられる子供向けプログラミングスクール3社

それではいよいよ、ハイレベルなロボット教育が受けられる子供向けプログラミングスクールを紹介するぞ!

わーい! 早く教えて!
クレファス
6歳(年長)~高校3年生


通学型 全国1400教室以上 海外展開40教室
- 開校15年の実績
- 最長13年、ロボットプログラミングを基礎から高度なレベルまでじっくり学べる
- ロボット技術検定の認定校
- 卒業生が「内閣総理大臣賞」を受賞したロボット開発をしているという実績
- 世界最大級のロボット競技会「FLL(ファースト・レゴ・リーグ)」に日本代表として毎年出場
対象年齢 | 6歳(年長)~高校3年生 |
---|---|
教室場所 | 日本全国展開 |
入会金 | 15,000円 |
授業料(月額) | 11,000円~17,000円(コースによる) |
ロボットキット代 | ベーシック/8,000円 スタンダード・アドバンス/24,000円 ブロンズ・シルバー・ゴールド/53,040円 |
使う教材 | LEGO WeDo2.0, LEGO EV3, VEX EDR |

クレファスは、卒業生(高校生)に、内閣総理大臣賞受賞者がいる程のロボットプログラミングスクールです。すでに15年以上の歴史と実績があり、カリキュラムもかなり質がいいです。
幼稚園年長さんから通え、高校3年生まで基礎から応用、ハイレベルロボットプログラミングまで一貫して学ぶことができます。
難点は受講料が相場より高いこと。ただ、通っているお子さんは裕福なご家庭ばかりではなく、「ハイレベルなロボットプログラミングを学ばせたい」という親御さんのポリシーがあるご家庭のお子さんが通われているようです。
ヒューマンアカデミーロボット教室(ヒューマンキッズサイエンス)
5歳~高校生

通学型 全国1400教室以上 海外展開40教室
- 開校10年の実績
- 国内シェアNo.1
- 最長9年、ロボットプログラミングを基礎から高度なレベルまでじっくり学べる
- ロボットクリエイター高橋智隆先生による監修
- 海外にも教室がある
- 北海道大学 理学部生物科学科生物学、東京工業大学 工学院、大阪大学 工学部地球総合工学科、愛知工業大学 工学部電気学科への合格者が出ている
対象年齢 | 5歳~小学生6年生 |
---|---|
教室場所 | 日本全国1400教室以上、海外展開40教室 |
入会金 | 10,000円 |
授業料(月額) | 9,000円 |
テキスト代(月額) | 500円 |
ロボットキット代 | 28,500円(初回のみ)(アドバンス進級時は別途必要) |
使う教材 | 東大教授・ロボットクリエイター高橋智隆先生の監修で作られたオリジナルロボット教材 |
ヒューマンアカデミーロボット教室は、おそらくよく耳にするロボット教室ではないでしょうか。
このスクールのロボット教材は、ロボット研究の第一人者である東大教授の高橋智隆先生が監修したもので、オリジナル教材になります。そのためLEGO社のように高額ではなく、比較的リーズナブルです。
ただ、高橋先生のポリシーとして、最初の1年6ヵ月は「プログラミングは行わない」というものがあり、プログラミングなしのロボット製作のみに重点を置いています。
これは、関節部の動きを良く知ってから、ロボットをどうやれば動かしやすいかを判断しやすくなるためだそうで、ロボット博士である高橋先生の研究や経験に基づいたものなのだと思います。
ただ、親御さんのポリシーとして「最初からプログラミングも学ばせたい」という方もいらっしゃるでしょうから、そういう場合は他のスクールを選びましょう。
アフレル
5歳~小学6年生

買い切り型教材
- 自宅で学べる
- 学費が安い
- 5歳~小学6年生が対象
- LEGO社®WeDo2.0(5歳~)
- 教育版レゴ(R)マインドストーム(R)EV3 for home(10歳~)
- オプションで高度なロボットプログラミングを学べる
対象年齢 | 5歳~小学6年生 |
---|---|
学習形態 | 買い切り型教材 |
学習時間目安 | 月90~120分 |
入会金 | なし |
授業料(一括) | WeDo2.0: 27,000円(2,309円/月) EV3: 63,300円(5,275円/月) |
使う教材 | LEGO®WeDo2.0 教育版レゴ(R)マインドストーム(R)EV3 for home |
特徴 | オプションが充実していて、無駄がない。コンテストに参加できる。 買い切り型教材だけど、無料体験会でロボットを実際に触れる。 |
アフレルは、小学1年生~6年生までの小学生向けの通信教育型ロボット教室です。
そのため、中学生、高校生向けのハイレベルコースというものはありませんが、ロボット競技会に出場できるスクールとして人気があります。
通信教育なので料金もリーズナブルなので、親御さんや、アフレル教材を使って近所の子供たちを集めて塾のようなものをしている方もいます。
カリキュラムや競技会参加を目指したモチベーションはとても大切ですし、比例してカリキュラム内容も良いので、小学生のうちはアフレルを利用し、ロボット教育の費用を抑える、という使い方もいいと思います。

この3校のカリキュラム内容は質が高いから、ハイレベルのロボット学習を進めていきたいならオススメだぞ!

ありがとうコードマン!
ママに相談してみるわ!
コメント