HOME
目次
教室検索
外出自粛中でも学べる! オンラインで学ぶロボット教室

プログラミングができない子は、将来の格差社会で負け組に!データで見るリアルな未来

この記事は約11分で読めます。
アインズタイン博士
アインズタイン博士

やあ、こんにちは。アインズタイン博士じゃ。

今回は、わしが「どこにも書かれていない」子供にプログラミングを教える意味をお伝えするぞ。

子供を格差社会の負け組にさせない話じゃ。

「子供にプログラミングなんて必要ないわ」と考えていたとしたら、きっと考えを改めるに違いない。

YAKO
YAKO

今回は、当サイトの運営者である私も参加します。

現役エンジニア、Webデザイナー、グラフィックデザイナーとして24年の実績があります。

小学校のプログラミング必修化に始まり、段階的に中学、高校とプログラミングが必修化されます。

その理由で、一般的に言われているのは「AI進化による第四次産業革命の時代を生き抜くスキルを身につけるため」ということ。

でも、その背景にはもっとリアルな理由があります。

「プログラミングは教養」という感覚で見過ごしていると、格差社会が待ち受けるお子さんの将来に大きなリスクをもたらします。

可能性は確実に狭まりますから、ぜひ最後までその理由をお読みください。

日本の深刻な状況

アインズタイン博士
アインズタイン博士

なぜ日本が国レベルで子供のプログラミング教育に躍起なのか。

それは「経済が衰退しまくってて、マジでやばい状況」だからじゃ。

YAKO
YAKO

国のデータで見ていきましょう!

労働生産性の伸び率がダダさがり・・・

出典:経済産業省資料

アメリカの労働生産伸び率でいうと、IT化対策に尽力していた間、労働生産性伸び率が低下しています。

プログラミング教育やエンジニアの年収の底上げなどの調整を行い、生産性が上昇しているのがわかります。

ですが、2003年くらいからまた徐々に伸び率が停滞しています。アメリカでは、データサイエンスなどのプログラミングは、小学校で選択性になっていて興味のある子は学べますが、必修化にはなっていません。

では次に、日本を見てみましょう。

もうずーっと右肩下がりです。

この背景には、少子化によるエンジニア母数の減少、ベテランエンジニア世代が高齢で引退、AIの最先端プログラミングがでいるエンジニアが少ない、ということがあります。

アインズタイン博士
アインズタイン博士

このまま放置していくと、世界での日本のポジションどころか、国民の生活そのものにも大きく影響してくるのじゃ。

国内での労働生産性が下がる、ということは、その分生産できるモノの量も減少する、ということです。

そうすると、外国人の労働力に頼ったり、輸入に頼らざるを得なくなります。

たとえば、エンジニア不足を外国人労働力に頼ることになると、どうなるでしょうか。プログラミングはテレワークが可能なので、外国人は海外から仕事をすることが可能です。

そうすると、日本のお金は外国に流れてしまいますよね。

エンジニアの年収は、海外では日本の2倍くらいで非常に高いです。国内に担い手がいないからといって、海外の労働力に頼らざるを得ない状況は、国内に利益を循環させません。

日本の産業別就業者数からわかるIT人材不足

アインズタイン博士
アインズタイン博士

日本の上京じゃ。

海外のエンジニアの平均年収は1200万円。じゃが日本は600万円前後となっておる(情報通信業・学術研究、専門技術サービス業)。

IT人材は、2025年までに約17万人不足するというデータが調査からわかっています。なかでも、最先端分野のAIやディープサイエンスのエンジニア数は致命的です。

そのため、国は2025年までに第四次産業革命と呼ばれる、AIやIoT分野のエンジニアを中心に増やすため、エンジニアの平均年収を現在の600万円から、米国並みの1200万円まで引き上げる構想を立てています。(経済産業省:DXレポート)

YAKO
YAKO

以前から言われていたことだけれど、会社員エンジニアの給料は見合ってないですよね。

それは、日本独特の「下請け構造」があるからです。

日本のエンジニア業界のピラミッド構造

上のイラストが、日本のエンジニア業界のピラミッド構造です。

イラストには「二次受け企業」までしか描かれていませんが、実際には9次受けくらいまであると言われています。

直受け~二次受け企業で働くエンジニアなら、高給料で安定した生活が送れますが、5次受け、6次受けと下請になるに繋がってマージンを抜かれ、低賃金で働いているエンジニアも存在します。

ですが、この構造に当てはまるのは従来のエンジニア。最先端プログラミングができるエンジニアは、エリートなので上流案件を扱う企業で働いています。

国の「エンジニアの年収引き上げ構想」

エンジニア人材を増やすためには、「魅力的な仕事」と思ってもらわなくてはいけません。

他の職種とそれほど給料が違わないなら、「エンジニアになりたい!」って夢を抱く子供たちなんて出てきませんよね。

YAKO
YAKO

子供って無邪気だから「大きくなったら大きな家に住んで、別荘を外国に持つんだ!」なんて言いますよね。

それがどれだけ大変なことか…って大人は思っちゃうんですけど、それが現実的に叶えられるお金を稼げるなら「エンジニアになってお金持ちになりたい!」って思います。

プログラミングができれば、学歴は関係ない?

アインズタイン博士
アインズタイン博士

よく、こんな風に言われているが、世界的な流れを見ると「間違い」じゃ。

これからは、「プログラミングはできて当たり前」「かつ、大学院レベルの学歴が重視される」というのが正解じゃ。

YAKO
YAKO

まず、アメリカの状況から見ていきましょう。

アメリカといわず、欧米諸国は日本以上に「高学歴」を重視します。中卒でトップに上り詰めてアメリカンドリームを果たす逸材も確かにいますが、社会全体としては「学歴重視」です。

YAKO
YAKO

映画で、転職面接のシーンではちょこちょこ「君は●●大学で優秀な成績を収めたんだね」みたいなセリフがあると思います。

仕事での実績はもちろんですが、「どこの大学を出てるか」「どんな成績で卒業したか」ってかなり重要視されます。

でも、日本はアメリカじゃないし、状況が違うでしょ?

って反論が聞こえてきそうですね。

では次に、日本の状況をデータで見てみましょう。

「学歴は関係ない時代」とメディアでコメントする人もいるので影響されてしまいますが、データでみるとむしろ「逆」であることがわかります。

でも、学歴が重視されるのは会社に就職する場合だけでしょ?

フリーランスになれば関係ないよ

こんな風に考える人もいると思います。

実際に、「中学から不登校になったけれど実業家になった」なんて人も結構います。

アインズタイン博士
アインズタイン博士

じゃが、今の子供たちが働き出す10年、20年後の社会を想像せねばいかん!

10年後、20年後は、国境を越えて当たり前のように仕事をする時代になることは間違いない!

格差社会・ボーダーレス社会で生きていくには「学歴」が必要になる

新型コロナウィルス拡大防止による外出自粛政策で、日本全体「テレワーク」という働き方が一気に浸透しました。

日本のみならず、世界中でも同じことが起こっています。

そして、誰しも気が付き始めました。「今まで当然のように通勤して、会議して、ってことが、ほとんどテレワークで済んでしまう」と。

テレワークが進めば、企業側も、大都市の高い家賃を払ってオフィスを借りなくてもよくなりますし、社員の交通費負担もなくなります。

今後は、多くの職種はテレワークが当然の世の中になっていくことは間違いありません。

そうすると、海外の企業に就職して、住むのは日本国内、なんていう働き方も増えていくでしょう。

つまり、働き方もボーダーレスになる、ということです。

ボーダーレス社会で勝ち組になるには、「学歴」「語学力」「プログラミングスキル」は必須になるでしょう。

なぜなら、海外の企業がそれらを重視しているためです。

プログラミングもボーダレス社会には必須

国内で「学歴なんて関係ない。実績と実力あるのみ!」なんて言っていられるのは今だけです。

子供たちがボーダーレス社会で、豊かに生きていくためにはそのスキルを身につけさせてあげなくては、大きな機会損失になります。

子供が成長して社会に出て、周りは「小さいころからプログラミングをやっていて、シンプルな開発ならできます」みたいな同僚がゴロゴロいたらどうでしょうか。

「できる仕事の幅が制限され、遣り甲斐も感じられないけれどライスワークのために働かざるを得ない」という人と、「自分のスキルで国内でも海外でも収入源を得られる」という人。

大きな格差が生まれてくるのは、確実です。

日本に依存し続けていては、幸せにはなれない

上の紹介した日本の労働生産性から見ても、ちょっと政府の対応が遅すぎるというのは否めません。

すでに世界全体から遅れを取っているのは、うすうすあなたも感じているのではないでしょうか。

日本は物価が安く、海外からの渡航者が多いですが逆に言うと、いつインフレに変わるかわかりません。

ですが、2020年にやっと小学校のプログラミング必修化がされましたが、プログラミングを学んだ子供たちが社会にでるのは10年~20年後です。その間、ますます先進諸国から遅れを取ってしまいます。

子供たちが働き出す10年~20年後は、おそらく日本は「やっと労働生産性が上がりかける」という状況でしょう。

でもその頃には、先進諸国ではITを取り巻く労働環境は習熟期に入っている可能性が高いです。そうすると、日本企業に勤務して給料を得るよりも、実力があるならば海外進出していく方が高収入を得られますよね。

子供たちには、「ボーダレス社会で、どこでも生きて行けるスキル」を身につけることが、人生を切り開く大きな武器になる、ということがおわかりになったでしょうか。

国が「プログラミングは教養レベル」という表現に留める理由

YAKO
YAKO

これは、現役エンジニア視点からすると「建前」でしかありません。

もし「教養レベル」でいいならば、必修化までする必要ありますか?

教養レベルでいいならば、「興味のある子」だけ自由に学べばいいです、ということにならないでしょうか。

小学校でプログラミングを必修化してまで「教養レベルです」というには、根深い理由があるからです。

教員にプログラミングどころか、IT機器の知識が圧倒的に不足している

教員には、20代の若い人もいれば、60代の年配の人までいます。

コロナの外出自粛で、日本の小学校もオンライン授業が急がれていますが、年配の先生は「タブレットの操作を覚えるだけで苦痛」と訴える人もおられるのです。

また、スマホやタブレットの扱いには慣れていたとしても、本格的なプログラミングを教えられる人材は、これまでの教員試験をパスした人材には「ほぼいない」というのが実態でしょう。

じゃあ、外部からエンジニア講師を読んで特別講義をやればいい、という考えもありますが、今の日本の状況では不可能です。

エンジニアが圧倒的に不足しているからです。子供たちへのプログラミン指導をしてもいい、と思えるには、会社やフリーランスで働くのと同等の報酬がもらえなければ、成り手も出てきません。ですが、そんな予算は今のところない、というのが実態だと思います。

国はこっそり、「プログラミング学習は、個人で塾や教材を利用してもらいましょう」と言っている

アインズタイン博士
アインズタイン博士

これは、全国の小学校の教員指導要綱に載っているものじゃ。

プログラミング教育は、各ご家庭で学習塾や教材を利用していただく

と書かれています。

つまり、教員はプログラミングの指導ができないから、外部の教育機関を積極的に利用してもらってください、ということです。

教養レベルでいいならば、そんなこと言う必要ないですよね。

つまり、本当は「最先端プログラミングエンジニアの育成が急務で、国はそのためにはエンジニア年収の底上げまで考えていて、国レベルの対策として真剣に考えている」ということです。

別の言い方をすると、「エンジニアという職業が、今後一番、をする」と考えてもいいかもしれません。

大人になってからプログラミングを始めるのは、遅い

今はまだ、エンジニアが不足しているので、一旦社会に出てからプログラミングスクールに通い、エンジニア転職を成功させている人たちは大勢います。

ですが、今でも「35歳以上のエンジニア転職は厳しい」と言われています。

プログラミングは、集中して頑張れば3ヵ月程度で基礎はできるようになります。

ですが、スラスラとコードを書き、色んな案件をこなせるようになるには、最低でも2年~3年の実務経験が必要になります。

YAKO
YAKO

子供たちが大人になる頃、状況はもっと厳しいでしょう。大人になってからプログラミングを勉強する、なんていうのは「なんでもっと早くやって来なかったの?」ということになるでしょう。

まとめ

プログラミングは、子供たちが社会に出る頃には、スキルがある人、ない人では収入格差が歴然となるでしょう。

また、テレワークが浸透し、日本のみならず海外から仕事を受ける、という時代になるでしょう。

それを叶えられる職業は、「ロボットエンジニア」や「AIやデータサイエンティストなどの最先端分野エンジニア」です。

子供たちに、小さな頃からプログラミングに本格的に取り組むべき理由がおわかりになったでしょうか。

これは、現役エンジニアとして日々仕事をしている私の視点からの考えですが、確信を持っています。

もし、本格的にプログラミングに取り組まれたい、という場合は、スクール選びも慎重に行ってください。

この記事に書いたように、「ボーダーレスで生き抜く」レベルのスキルを身につけたければ、多少の投資というか、家計の負担は必須です。

現役エンジニアのおすすめスクール
YAKO
YAKO

ご参考にしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました