
中学生の息子、トキオが軽度の発達障害(ADHD)と診断されたの。
小さい頃から忘れ物が多くて、宿題や教科書を忘れてばかりで、よく担任の先生に呼ばれたわ。
今は発達障害、と診断されて、ようやく原因がわかってホッとしました。
トキオの特長は、「好きなことなら過集中」、「興味のないことはすぐに飽きる・諦める」、「片づけが苦手」というものなんだけど…
プログラミング学習って発達障害の子でも学べるのかしら?

プログラミングは、むしろ発達障害の子にはとてもおすすめしたいな。
発達障害のお子さんのお母さんは、毎日お子さんの将来を心配しているのではないでしょうか。
今はまだ子供だからいいけれど、大人になって働いても長続きしないとか、忘れ物が多くて大きな事故やミスに繋がらないかとか…
発達障害はお子さんの個性でもありますが、対応を正しくすれば、特別な才能を発揮する子は多くいますし、プログラミングそのものが発達障害者にとても適したものなのです。
また、発達障害児の才能を伸ばすための特別指導を行うロボット教室「リタリコワンダー」があります。
もし、発達障害のお子さんの才能を伸ばしてあげたい、とお考えなら、一度教室見学に行って、実際にロボットプログラミングの体験をしてみてください。
発達障害は個性。でも対応を誤ると、大人になってから苦労する
発達障害は軽度なものから重度なものまで幅広いですが、社会生活を送れている人は大勢いますし、結婚、出産はもちろん、社会人として働く人もたくさんいます。
発達障害は、昔はただの「忘れものが多くてそそっかしい子」とか「人の気持ちがわからない自分勝手な子」という風に、親でさえ理解してあげられずに叱ったり、場合によっては虐待に発展することも多いので、けして「個性」と言い切ることはできない、ということがあります。
たとえば、「忘れ物が多いくらい、大人になったらちゃんとできるようになるだろう」と放置していると、子供が社会人になってから、重要なクライアントとの約束をすっぽかしてしまったり、本人はいたって真面目でも、モノの良い方で相手を怒らせてしまったりと、人間関係がスムーズにいかずに孤立し、うつになったり、自己肯定感を失って引きこもりになってしまったりと、二次的な問題を引き起こしてしまうこともあるのです。
発達障害は、周りの大人が「発達障害の子の特徴と対応法」をしっかり把握して対処し、本人に気を付けるポイントや理由をきちんと説明していけば、大人になってからも自覚しながら発達障害と共に生きていくことができます。
「片づけられない」ために離婚してしまうことも
- 仕事が長く続かない
- 言われた指示通りにはできるが、指示がなければ動けない
- 片づけられない
という自覚症状があり、発達障害かもしれない、と自分でも感じているのに病院にいかなかったA子さん。
A子さんは、結婚前に夫になるM男さんに「ちょっと片付けが苦手なんだけれど、それでもいい?」と訊ね、恋愛真っただ中だったM男さんは「片づけられないくらい別にいいよ」と承諾し、結婚しました。
ですが、A子さんの片づけられないレベルは年々エスカレートし、子供二人が中学生になっても、家の中は散らかり放題、足の踏み場もないくらいモノが散乱し、お菓子のカスが床に散らばっていても掃除をしない…
洗濯物は干して取り入れるところまではできるけれど、畳んで仕舞うことができない。
子供たちやM男さんは、山のように積みあがった洗濯物の山の中から、下着や仕事に切る服を引っ張り出して着ていたそう…
そんな生活に、M男さんは耐え切れず、何度も話し合いの末、結果A子さんは「片づけられないのは結婚の条件」の一点張りで理解しあえず、結果、離婚になってしまいました。
問題は発達障害そのものではなく、対応方法を知らないこと
A子さんの場合、もし早い段階で病院に行っていたら、医師から適切な日常生活の送り方や、場合によっては薬で一時集中力を高め、掃除や家事ができるようにする、などの対処ができていたでしょう。
周囲の家族や友人が発達障害専門の病院へ行くことを促しても、本人は行こうとしませんでした。
これも発達障害だから、ということもあるかもしれませんが、もし適切な方法を知っていれば離婚に至らず、家族がバラバラになることもなかったかもしれないのです。
発達障害だからといって、悲観したり人と違うと落ち込むことはなく、ひとつの特性として理解し、弱い部分を補うように家族でサポートしたり、本人も上手な方法を見つける工夫をしたりと、社会生活が送れるようにしていけばいいだけなのです。
発達障害の特性をうまく生かそう
発達障害には、ADD(注意欠陥障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、自閉スペクトラム症などがあります。
- すぐに飽きてしまい、最後まで成し遂げられない
- すぐに気が散ってしまい、相手の話を上の空で聞いてしまう
- 忘れ物が多い
- 机にじっとしていられない
- 共感力がない
などの特徴があげられます。一方で
- 好きなことには没頭する
- 集中しすぎてしまう
などの特徴もあります。
エジソンやスティーブジョブスも発達障害であった、という話があるように、発達障害は得意なこと、好きなことに目を向けるようにすれば周りをあっと言わせるような発明や、びっくりするような記憶力を発揮することがあります。
プログラミングは発達障害の特性にぴったり
プログラミングは、上にあげた発達障害の特性にぴったり合う理由があります。
- プログラミングのは一定の法則・決まり事がある→発達障害者への「指示」に当たる
- 必ず「完成」というゴールがある→ゴールに向かって集中力を発揮できる
- 完成すれば終わり。次のプログラミングに移る→飽きっぽい特性に合う
- 一人でも仕事ができる
- 一人でも、十分な収入を得ることができる
つまり、大人になってプログラミング開発やWebデザイン、エンジニアなどの仕事をする場合、多少人間関係につまづいても「一人でもなんとかなる」収入源を自分で得ることができますし、集中力を発揮して、発達障害ならではの特性を活かすことができるのです。
発達障害Eさん (フロントエンドエンジニア)
発達障害(ADD)のEさんは、フロントエンドエンジニアです。
フロントエンドエンジニアとは、主にWebサイトを作るためのプログラミングができる人のことをいいます。
彼は、黙々とプログラミングをこなし、「早くて正確」と評価され、会社員生活を送っています。
周囲も彼が発達障害であることを知っていて、特性も理解しています。
「早くて正確だけれど、過集中気味なのが心配」と同僚の方が言っていました。ですが、Eさんの能力を高く評価し認め、とてもいい人間関係を築いていらっしゃいます。
カナダ人 発達障害ADDのFさん
友人ナオミさんの旦那さんはカナダ人。ADDですがIQが非常に高い天才、ということです。
IQが高すぎるために社会生活がうまくできず、会社員として働くことができません。
なので、自活の道を選び、独学でプログラミングを学び、今では世界中を自由に旅しながら、世界中から仕事を受注して仕事をされています。
発達障害のお子さんこそ、小さいうちからプログラミング学習を
ロボットプログラミングも、テキストプログラミングも、「プログラミング思考」の原点は同じです。
仮説→検証→実行を繰り返し、頭の中で秩序だてて思考しないと、機械を動かすためのプログラミングを書くことはできません。
この訓練は、発達障害のお子さんの脳への刺激にとてもいいはずです。
また、発達障害の特性を活かして、小さい頃からロボットプログラミングを習わせると、びっくりするほどの能力を発揮したり、すごいロボットを作ったりするのです。
大学は工学部へ進学したり、発明したロボットが評価されて企業からオファーが来たりと、障害と共に生きながら自分の足でしっかりと人生を歩んでいける土台を作れるのです。
発達障害児向けのロボットプログラミング教室「リタリコワンダー」
年長~高校生

通学型 東京・神奈川
- IT×ものづくりに特化したプログラミング学習
- 3Dプリンタによるモノづくり デジタルファブリケーションコースがある
- ロボット制作×プログラミングが学べる
- ゲーム×プログラミングが学べる
- 教材をテキスト・動画から選べる
- 発達障害児も受講できる
- 高校生向けの高度なプログラミングも身につく
対象年齢 | 年長~小学生・中学生・高校生 |
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教室場所 | 東京・神奈川 |
入塾金 | 15,000円 |
授業料(月額) | 月2回:11,000円 月4回:18,000円 |
教材費(月額) | 月2回:1,000円 月4回:2,000円 |
教室運営費 | 1,500円 |
特徴 |
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リタリコワンダー は、ロボットプログラミング、ゲームプログラミング、3Dファブリケーションという3つのコースがある子供向けプログラミング教室です。
運営会社である「株式会社リタリコ」は、 「障害ない社会をつくる」をビジョンに掲げ、就労支援、幼児教室・学習塾などの教育サービスを提供しています。
リタリコワンダーに通うお子さんのうち、2~3割は発達障害だそうで、 みんなが一斉に同じ作品を作る講義形式ではなく、それぞれの生徒の個性や興味にあわせた“オーダーメイド”のカリキュラムを提供しているのが特徴です。
教室には「メンター」と呼ばれる先生がいて、発達障害のお子さん一人ひとりの特性を伸ばすロボットプログラミング教育が可能。
興味のある方は、ぜひ一度教室見学に行ってみてください。
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