
ねえコードマン!
友達からソニーのKOOVのロボットプログラミングがすごく面白いって聞いたんだけど、詳しく教えてもらえるかな?

俺が実際にソニーからアドバンスキットを提供してもらって試してみた。
実際の写真付きでリアルな感想やポイントを教えよう!
KOOV、到着!

KOOVが家に届きました。アドバンスキットです。アドバンスキットは「スターターキット」と「拡張キット」がセットになったもの。

パッケージを開くと、こんな感じに分かれています。

パッケージの裏面には、入っているパーツの種類や数が書かれています。この時点で「失くさないかな…」とちょっと不安に。

KOOVアプリのインストール方法や、同梱されているパーツの詳細がここでも細かく書かれたマニュアルが入っていました。

開くとこんな感じでパーツが入っています。

ひとつひとつが小さなものだから、失くさないように気を付けよう。
同じオレンジパーツでも、微妙に形が違うものが入っているので、しまう時に混同しないようにね!
KOOVアプリをインストール

マニュアルの中に、ダウンロード用のURLが記載されていて、パッケージの箱に書かれたシリアルナンバーを入力するとダウンロードが可能になります。

指示通りに進めていきます。ニックネームは、KOOVの学習中に出てくるキャラクターの名前になるので、お子さんの名前でもいいし、愛称でも大丈夫。

年齢のところに「28歳」って入れるの恥ずかしかったから9歳にしちゃった。

こんな感じで、キャラクターを作ることができるよ。お子さんと一緒に作っていくと楽しいですね!

相棒を選びます。ももたろうでいう、キジとか猿とか犬選びですな。


これで登録は完了だよ!
レベルによって色んなステージに分かれている

こんな感じで、初歩レベルから高度なプログラミングまで、段階を踏んで少しずつ理解できるような内容になっています。
「最初のステージ」では、プログラミングというものがどういうものか、子供でもわかるような平易な言葉で楽しく理解できるような工夫がなされていました。

ステージの中にはそれぞれ、たくさんレッスンが含まれているから、かなりのボリュームになるよ!
ひとつひとつ、レッスンを終える毎に小テストがある

そのステージで学ぶべき課題のまとめとして、各レッスンが終ると小テストがあり、知識の定着や確認を促すことができます。
ロボット制作のあるレッスンでは、準備するパーツの説明がある

ロボットには、毎回違うパーツが必要になります。「準備するパーツ」が表示されるので、この通りにパーツを揃える必要があります。
この時点で、小さいお子さんだとどれを用意したらいいかちょっと難しいと感じるかもしれません。
また、パーツは小さな透明の袋に分かれて入っていますが、似たパーツがあるので混同すると次回探すのが大変になりますから、注意しましょう!

小学生だと、ちょっと管理が難しいかもな、というのが率直な感想だ。
親御さんが一緒に用意してあげよう。
その際、失くさないようにきちんと片づけた広いスペースで、用意したパーツは空き箱に入れて置くなど、紛失しないようにしよう!
アドバンスキットを買おう

KOOVはスターターキットがあるんだけど、最初からアドバンスキットを買った方がいい。
理由は、スターターキットと拡張キットを併せた金額より、アドバンスキットを最初から買った方が8800円もお得だということだ。
さらに、「作ってみたい」と思えるロボットは拡張キットがないとできないものが多い。
KOOVアドバンスキットで作れるロボット全種類

どんなロボットがつくれるの?

では順番に見て行こう!


「やさしい」とか「ふつう」とかあるね。
これが難易度を示してるのか!

そうなんだ。
まずは「やさしい」というものからやってみるといいよ。


わ! ジンベエザメかっこいい!

なんだかママも作ってみたい気分になるわ!


ヘリコプター、すげえ!

モーターやタイヤが必要なロボットは拡張キットが絶対必要だよ。


オウムはすごくリアルだな!

コードマンは「カニ」を作ってみたぞ。

パーツの向きを注意しながら作るのが案外大変でした。
ちなみに「カニ」は「やさしい」ジャンルですが、大人のコードマンでもけっこう手こずりました。
静かに集中してロボット作ってたが、頭の中は脳ミソがフル回転して、「かなり頭を使う」感じでした。


ママ、「サル」を作ってみたいわ!

俺も一番真っ先に作ってみたいと思ったのは「サル」だ。
でも難易度が一番上で、時間がかかりそうだったから「カニ」にしちゃったんだな。カニでも結構ハードだったから、サルだったら数日かかったかもしれん。
コードマン、かなり本気でKOOVに挑む

KOOVの一番最初のステージで用意されているロボットプログラミングにまずは挑戦してみました。
用意するパーツを参考にしながら、必要なパーツを揃えていきます。失くさないように、パッケージの白い紙の上に用意しています。

作ったのはランプ。
ボタンを押すと点灯、指を話すとランプが消える、という単純なプログラミングでしたが、プログラミング思考がないと作れません。
オンライン教材のヒントやアドバイスに従ってプログラミング指示を与えていき、ランプの点灯・消灯の仕組みを作っていきます。

シンプルな構造だが、「組込エンジニア」の基礎ともいえる。
プログラミングの基礎の基礎から少しずつプログラミングのやり方をマスターしていけるよ。
実際にKOOVを体験して思ったメリット・デメリット
実際にKOOVでロボットプログラミングをやってみて感じたメリットとデメリットをリアルにご説明します。
コードマンが感じたKOOVのメリット

実際に俺が触ってみて感じたKOOVのメリットを伝えるよ!
- 空間能力が鍛えられる
- 作れるロボットの数は豊富。コスパがいい
- 作品がどんどん増えていく心配はない
- 大人でも一緒に楽しめる
メリット01. 空間能力が鍛えられる
ロボットを作っていて、かなり問われるのは空間把握能力です。
小さなキューブ型のパーツは全部で6面。そのどの向きで、どの♂♀を組み合わせるのか、大人でも「あれ?間違えた!」ということが結構ありました。(でも楽しいです!)
組合せが成功しても、途中で向きが違っている場合、最後のパーツがはめられないという問題が出てきますので、間違えた部分まで解体してやり直す、という作業も必要になります。
空間把握能力は、かなり鍛えられるといった印象です。

おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にロボット作りをすれば、認知症予防にもなりそうだな、と感じたよ!
家族で楽しめるね。
メリット02. 作れるロボットの数が豊富。コスパがいい
拡張キットがあれば、作れるロボットの数は31種類。
「やさしい」ジャンルのカニでも、1時間はゆうにかかりました。
なので、中級、上級レベルになると、数時間~数日かかるものもありそうです。
全部しっかり学習しようと思ったら、1年はかかりそうだな、という印象でした。
かなりコスパは高いと思います。
メリット03. 作品がどんどん増える心配はない
KOOVのパーツは、数が限られています。
一度作って各レッスンが終ったら、次のレッスンのために一度作ったロボットを全部解体する必要があります。
家中に作ったロボットがどんどん増えていき、保管場所に困るということはないので安心してください。
メリット04. 大人でも一緒に、十分楽しめる
KOOVは、大人でもかなーり楽しめます。
ひょっとしたら、子供以上にハマる可能性もあります。
難易度の高いサルやクレーン車など、ロボット作りも楽しいですし、実際に動かしてみると感動します。
あと…すんなり動くことはない。「あれ?動かない」「あれ?光らない」というのはコードマンでも四苦八苦だった。「やさしい」はずのカニなのに・・・
コードマンが感じたデメリット

次に、「ちょっとこれは残念だな」と思った点を正直に伝えるよ。
- ブロックが固い
- 小学校低学年は一人での勉強はほぼ不可能
- 家が散らかっている場合、紛失リスクが高い
- 子供だけだとパーツを失くす
- せっかく作っても必ず最後に解体しなくてはいけない
デメリット01. ブロックが固い
ブロックを繋げるときもそうですが、特に外す際、かなりの力を必要とするパーツがありました。
個体差によるものだと思いますが、大人でも外すのが大変で、爪の弱い人は割れてしまうこともあると思います。
小さなお子さんの非力な指では、「パーツをスムーズに繋げられない」ということが起きるかな、という印象でした。
デメリット02. 小学校低学年は、一人での勉強はほぼ不可能
KOOVの対象年齢は8歳以上。つまり小学1年生から学習ができるものですが、小学校低学年のお子さんでは、一人でパーツを失くさないように用意したり、似たようなパーツを分けて用意したりするのは、ちょっとハードルが高そうです。
親御さんが一緒に用意してあげないと難しそうです。
また、ブロックの固い個体の場合、親御さんが外したり付けたりといったフォローは必須です。
さらに、タブレットの指示は平かなでできるだけ簡単に理解できるように作られていますが、小学校低学年のお子さんでは、文脈の理解も、自分が今何をやっているかの理解も難しいと感じるだろうな、というのが率直な感想です。
ご自宅で親御さんが教えるとしても、おそらく理解するのが大変で途中で投げ出してしまったりするかな、というリスクを感じました。
小学低学年のお子さんの場合、KOOVのロボット教室に通った方がいいと思います。
デメリット03. 家が散らかっている場合、紛失リスクが高い
小さなお子さんがいるご家庭だと、片づけても片づけても散らかされてしまう、という悩みを抱えていることでしょう。
でも、散らかった家でKOOVのパーツを広げるのは、海辺でコンタクトレンズを落とすようなもの。
柄物の絨毯の上で広げたら、パーツが同化してしまいます。
おもちゃや雑貨、両親の私物等すべて、床に広がっていない、テーブルに広げていないという空間でやらないと紛失は免れないな、というのが率直な感想です。
デメリット04. 子供だけだとパーツを失くす
例えば、小学校高学年~中学生だと、お友達が遊びに来て一緒にロボット作りを楽しみたい、と思うお子さんもいると思います。
ロボットプログラミングではなく、ただのロボット作りが楽しくて、お友達同士でパーツをザーっと袋から出し、それぞれパーツを繋げてロボットを作り、「ロボット大戦!」なんか始めてしまったら、5万円超えの教材はパーになるリスク大です。
KOOVの場合、パーツがひとつでも足りなければ完成できないロボットが出てくると思うので。
パーツだけ追加購入はできませんし、紛失の商品保証はありませんから注意してください。
デメリット05. せっかく作っても、必ず最後に解体しなくてはいけない
これは「ロボットが増え続けない」というメリットでもあるのですが、せっかく作りあげたロボットも、次回の学習のために壊さなくてはいけません。
あんなに愉しんで作ったサルもオウムも、またもとのパーツに戻す、という作業の繰り返しです。
ただこれは、ロボットプログラミング教材の宿命で、KOOVに限ったことではありません。
KOOVの購入場所
KOOVが購入できるのは、ソニーストア、Amazonや楽天などのオンラインショップ、ヨドバシカメラやビッグカメラなどの家電量販店等で購入ができます。
KOOVのロボット教室
KOOVは、全国の有名進学塾や個人指導教室等でもフランチャイズ化されています。
子供の教育指導のプロが当たりますので、高校受験、大学受験など、将来の試験の対策としてロボットプログラミングを学ばせたい場合、きちんとプログラミングのポイントを指導してくれる教室に通うことをおすすめします。
全国のロボット教室に関しては、公式サイトから探すことができます。
無料体験で実際にKOOVを触ることもできますので、自宅で勉強する場合も一度無料体験に参加してみることをおすすめします。
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