
ママ、ぼくプログラミング習いに行きたい!

ゲームが作れるなら僕もやってみたい!

あなたたち、やる気があるのはいいことだけど、中途半端な気持ちで始めるならママ反対よ。
プログラミングスクールは一般の習い事より値段が高いし、本当に頑張るならママもパート探して頑張るけど…
注)一応パパも単身赴任で頑張ってます

ママ待ってよ! 私は受験が控えてて、将来の進路選択はトキオやマリオよりも迫ってるんだよ!
私の夢は大学の工学部に入ることだから、プログラミングスクールは私を優先して!

みんなすごいな!
未来ある子どもたちには、もちろんプログラミング学習をおすすめするけど、お母さん、君はプログラミングに興味はないのかい?

え!? 私? で…できるわけないじゃない!
冗談よしてよ、コードマン!

お母さんこそ、プログラミンを覚えて得られるメリットはたくさんあるんだよ。なにもエンジニアになるだけがプログラミングの先にある未来じゃないんだから。
この記事では母親業をやっているあなたに、プログラミングを覚えると得られるメリットや未来について詳しくご説明します。
母親もプログラミング学習をするメリット5つ

ママもプログラミングの勉強を子どもたちと一緒にやることで、色んな相乗効果が生まれるんだ。
母親が一緒に学ぶことで、「プログラミング学習の時間」がルーティン化できる
小学校でも2020年からプログラミングの必修化が始まり、中学、高校でもプログラミングの授業は増えています。
2024年には試験的に大学入学試験にもプログラミングを採用するという話もあり、子どもたちのプログラミング学習は学校だけでなく、塾や教材、スクール等で補う必要が出てくるでしょう。
ですが、子どもは遊ぶのも仕事。目の前の勉強より、ゲームをやったりお友達とLINEする方に流されがち(大人も同じか)。
母親もプログラミング学習を一緒にするなら、たとえば毎日夕食後1時間はプログラミングの勉強の時間と決めて、テレビも消し、子どもたちとワイワイやりながら勉強すると習慣化できます。
小学生レベルのプログラミングなら母親が教えることができる
小学校からプログラミングが必修化されたといっても、キーボードでゴリゴリとコードを書いていくような開発レベルのプログラミングを勉強するわけではありません。
小学校では子供たちが、今後AI化の波に呑み込まれないように、AIを使う、動かす側になっていく素地と作るための学習が「小学校のプログラミング必修化」です。
小学生が身につける内容は、「論理的思考」や「コンピューターに指示を出し動かすために必要な考え方」などです。
扱うプログラミング教材も、キーボードを使わずにマウス操作で感覚的にできるものですし、中学生以上の子どもが勉強する上級のプログラミング教材も、エラーが出てもエラーの場所が分かりやすく点滅したり、挫折するポイントが極力省かれています。
ママもお子さんと一緒に勉強することで、プログラミング的思考(論理的思考)が自然に身につきますし、子どもにも指導できるようになるでしょう。

「勉強しなさい!」って言われて嬉しい子どもなんていないからな。お母さんも楽しそうにプログラミングの勉強を始めれば、自然にパソコンの周りに子どもは集まってくるよ。
論理的思考で家事が上手になる
一日3度の献立を考え段取りをして食事をつくり、洗濯やアイロンがけ、PTAの仕事やバザーに出店するための小物づくり…
母親の仕事というのは、毎日たくさんありますよね。
毎日仕事をしていれば身につくスキルではありますが、中には「家事が苦手」「片づけや整頓ができない」という人もいます。

やだ、私のこと言われてる…
認知症の方は家事ができません。
料理や掃除、洗濯など家事のすべては、「論理的思考」が必要だからです。
最初に野菜切ってあく抜きをしておいて、その間に洗濯機を回して、お風呂のスイッチを入れて…と、段取りや効率を脳がフル回転して指令を出して、初めてできることなのです。
家事が苦手な人は、段取りが悪いと言われていますが、発達障害などの別の要因がないかぎり、訓練でできるようになります。
論理的思考は、数日勉強して身につくものではありません。
繰り返し学習し、その都度悩み、考えていかないとできないプログラミングは、論理的思考を養うのに最高の学習方法です。
人間関係が良好になる
人の気持ちが関わっていることなので、悩んだり戸惑ったりしながら人間関係を築いていると思います。
中には、理不尽だと感じることもあるでしょうし、子どもがいじめにあったときは、どうするべきか悩むでしょう。
人間の営みは白黒をはっきりできないこともありますし、白黒つけて逆にうまくいかないことだってありますよね。
でも、プログラミングで論理的思考を身につけると、ざわざわした余計なことは頭から排除し、「今やるべきこと」「今一番必要なことや大切なこと」が見えてくるようになります。
というのも、プログラミングに必要な論理的思考には、必ず「目標(ゴール)」を設定するからです。
目標を決めないと、コンピュータに指示を順序立てて出すことができません。
あなたの目標を「自分の幸せや家族の幸せ」に置くとするなら、理不尽な外野からの嫌味や悪口に心を痛める必要もないし(プログラミング思考で考えると、余計な情報をプログラミングに与えて動かなくなるから)、子どもの将来の夢を叶えるなら、そのために必要な学校選び、学費の工面や卒業までにかかる経費などを調べ、いつどのタイミングで行うかなど、計画的に実行できるようになります。
専業主婦の方で論理的思考ができない人は、訓練を積むまえに夫に任せてしまう、という傾向があるはず。訓練次第でどうにでもなります。

論理的思考を身につけて相手と自分に境界線を設けたり、相手も自分も尊重する話し方など、人間関係を良好にできるようになるかもしれないね。
WEBデザイナーとして仕事ができる道が開かれる
開発目的のゴリゴリのプログラミングは、エンジニアとして就職したいわけでもないし、とお考えのお母さんもいらっしゃるでしょう。
でも、WEBデザイナーだったらどうですか?
WEBデザイナーの仕事は、HTMLとCSS、JavaScriptというサーバー言語を用いてWEBサイトを作ります。
WEBサイトが作れるようになれば、子どもの親御さんでWEBサイトが必要な方のお手伝いをできるようようになりますし、自宅で仕事を受注できるようにもなります。

女性として、母親としてのセンスも発揮できる仕事だから、すごくおすすめだよ!
まとめ
子どもたちの世界にはプログラミングの波が押し寄せていて、プログラミング学習は避けられない状況になってきています。
でも、子どもだけにプログラミング学習をやらせておくのはもったいない!
お母さんも一緒にプログラミングをすることで得られる恩恵はたくさんあるんですよ♪
- 家庭でのプログラミング学習の時間をルーティン化できる
- 小学生にプログラミング思考、論理的思考を教えることができる
- 家事が上手になる
- 人間関係が良好になる
コンピュータには無駄な情報は排除し、できるだけシンプルにわかりやすく命令を与える必要があります。
そのためにはゴールを設定し、そのゴールに向かって最短で効率のよい方法を考え、コンピュータを動かす必要があります。
これこそが論理的思考。
人間が活きる生活の中で不調和音を奏でる面倒な事柄も、あなた自身でゴールを定め、それに必要なものか不要なものかを判断し、シンプルに物事を捉えられるようになります。

ぜひお母さんもプログラミングを頑張ってみよう! 応援しているぞ!
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