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流行りのロボット教室。プログラミングって子どもに本当に必要?意味あるの?

この記事は約11分で読めます。

ロボット教室は今、子どもたちの習い事としてとても人気です。

ママ
ママ

ロボット教室に通ってる子どものお友達がけっこういて。今、クラスでも「こういうロボット作った!」みたいな話で盛り上がってるみたいで、うちの息子も習いたいって言い始めたの。

でも、ロボットやプログラミング学習って、本当に子どものうちから必要なのかしら!? 意味ある?

今、子ども向けのロボット教室やプログラミング教室は、すごい数で増えています。それだけニーズが高まっているということと、子どもたちの興味を引いていることの現れですね。

でも、水泳やピアノや習字といった、一般的な習い事に比べてプログラミング教室は月謝が高いのが特徴です。平均して10,000円前後といったところでしょうか。

お子さんの習い事に月10,000円は、正直高いなぁ、と感じる親御さんは多いと思います。お子さんが二人、三人といればプログラミング教室代だけで3万円近くなりますし、家計にも響いてきますよね。

そこで、ロボット教室やプログラミング教室は、子どもに本当に必要なのか? という疑問に色んな角度からプロの視点で考えてみようと思います。

WEBクリエイターの私としての結論は、「プログラミング学習は、無駄なことはゼロ。むしろプラスになるメリットは無限大」と確信を持って言えます。

コードマン
コードマン

今回は、コードマン、いつもより真面目に解説するよ。

将来プログラマーやエンジニアになる予定はないのに、小さいうちからプログラミング英才教育は必要?

2020年の小学校のプログラミング必修化で、小学生のお子さんを持つ親御さん、とくにプログラミングというものを全く知らない方(←そういう人が圧倒的に多いと思う)は、不安な気持ちでいらっしゃるのではないでしょうか。

結論からいうと、「お子さんが興味を持っていて、予算が許されるならば、通わせてあげてほしい」というのが現役プロからの意見です。

その理由をお伝えしますね。

プログラミング学習を子どものうちからやった方がいい理由
  • 小学校、中学校、高校でプログラミング必修化が段階的に始まる
  • 2024年には大学受験にプログラミング科目が加わる可能性が高い
  • プログラミング学習は、英語と同じようなもの。できると仕事や人生の幅が広がる

プログラミングは幼少期の英語学習と同じようなもの、と考えていいと思います。

なので、もちろん、「小学校からプログラミングは必要ない」と親御さんが考えるのであればそれはそれでOKです。実際、小学校の時期は、「正しい日本語の使い方」「読解能力」をしっかり身につけた方がいい、という考え方には私も賛成です。

プログラミングはできるけど共感能力がないとか、まともな日本語が使えない、というのでは、人としてのバランスは欠如しますよね。

プログラミングスキルはあっても、コミュニケーション能力がない、相手の言っていることが理解できない、行間が読めない、ということであっては、社会人になっても仕事では苦労するはずです。

なので、ご家庭の考え方が基本にあって良い、とは思いますが、もしお子さんがロボットやプログラミングに興味があって、「こんなの作ってみたい!」なんて言い出したら、それはプログラミングの勉強を始めるベストタイミングです。

なぜなら、アイデア・発想こそがこれからのプログラミングに非常に重要だから。

むしろ、アイデア・発想こそがすべて、といってもいいかもしれません。世の中にないサービスを作りたいとき、これからの時代は絶対にプログラミングが必要です。サービスを紹介するためのWEBサイト、商品を購入するための仕組みづくり、スマートフォンで閲覧・購入できるアプリなど。

大人の思い込みでお子さんの可能性をシャットアウトしてしまうようなことは避けたいですよね。

小学校プログラミング教育の問題点

今現状の小学校のプログラミング教育には、大きな問題点もはらんでいる、と私は考えています。

というのは、今、プログラミング教育は義務教育段階において「実験的段階」だからです。大人や研究者たちでさえ、どのくらいの規模AIが日常生活に入ってくるか、予想が付かない状況なのです。

その証拠に、文部科学省が小学校の教員向けにまとめた教育指導要領の中に、「小学校のプログラミング教育は必修化するけれど、その指導方法は各学校で創意工夫して自由にやってください」的なことが書かれているんです。

また、小学校ではプログラミング自体を覚える授業はなく、既存の算数、理科、社会、家庭科などの授業に「プログラミング的思考」の指導を加える、というだけの話です。

  • 小学校のプログラミング学習指導方法は各学校の創意工夫にゆだねる
  • プログラミング自体が学べるようになるわけではない

こんな中途半端な導入の背景には、こんな理由が見え隠れしています。

  1. プログラミングを必修化することは、今後の日常生活はもちろん、日本経済にも大きく関わることだから超必須事項。
  2. 急いで取り組むべきことだけど、プログラミングができる教師はほぼいない。
  3. もし担任にプログラミングを覚えさせて指導させる、なんてことになったら教師たちから悲鳴があがる
  4. 日本全国の公立小学校、各クラスにひとりプロのプログラミング派遣するとしても、人材が足りない
  5. したがって小学校ではプログラミング自体の教育は無理。
  6. だけど、とにかく早く人材育成に取り組まなければ大変なことになる
  7. 見切り発車でGO!
  8. 小学校ではプログラミングは覚えられないから、外部の塾や教室、教材などを利用するように勧めること

実際、教育指導要領には「プログラミング塾の利用」についてもしっかり言及されています。

ここまで見てきただけでも、かなりの問題点があるとおわかりだと思いますが、あなたのお子さんに直接的に関わってくる大きな問題があるのです。それをお伝えしていきます。

通う小学校のプログラミング教育に対する考え方や姿勢により、取り入れるレベルに大きな差がある

上に説明してきたように、今現在は小学校でプログラミングが義務化(必修化)されるものの、確固たる教育指導のゴールがありません。「プログラミング的思考」という極めて漠然としたもので、かつプログラミング的思考が身についたかどうかは、評定平均には関係しない、と教育指導要領に書かれています。

そのため、プログラミングに重要性を見いだせない校長や、ITリテラシーに欠ける教員ばかりが集まっているような小学校では「ただ面倒くさいだけ」ということになります。

ただでさえ担任の仕事が大変で、親からのクレーム対応にも追われ、授業以外の事務仕事など山ほど仕事がある教師にとって、プログラミング必修化は「仕事増やすなよー」程度にしか思わない人も当然いるわけで。

公立小学校は通える学区が決まっているわけで、自由に学校を選べるわけじゃない。通う小学校がITリテラシーが低く、プログラミング学習もマニュアル的な適当なものなら、当然力なんてつきません。

高校生になる頃「できる子とそうでない子」の格差が圧倒的に広がる

小学校ごとにプログラミング教育の質が違えば、高校生になる頃には、「すごくできる子とそうでない子の差」が大きくなるのは歴然です。

実際、私立小学校ではロボットプログラミングをやっていて、ロボットを動かす授業を低学年から始めているところもあります。

「教育格差」を個人レベルで埋めるのは、自衛しかありません。

学校側に親御さんたちからプログラミング教育の質の向上を訴えたりすることも必要でしょうが、手っ取り早いのは「その道のプロに自分の子どもを任せる」という方法。

つまり、プログラミング塾や教材で、プログラミング学習を小学生のうちから始める、ということです。

ロボットエンジニア・AIエンジニアを目指すなら

ロボットエンジニアやAIエンジニアになるなら、「大学はロボットエンジニアの第一人者の先生がいる東大に入りたい」とか、「ロボット工学がやりたいから東工大に行く」とか、明確なビジョンが出てくるはずです。

少子化になって大学全入時代と言われていますが、東大や東工大など、難易度の高い大学に全員が入れるかといったら答えはNOですよね。落ちる子もいるわけですから。

電子工学系の大学に行きたい、と思ったら理系の勉強が必要で、プログラミング以外にも大学受験の科目もがっつり勉強しなくてはいけません。

つまり、「プログラミングは中学、高校からでいいや」と思って先延ばしにしていると、ただでさえ小学校のプログラミング教育の質の差がついているうえに、他の教科の勉強もしなくてはいけないわけで、お子さんにはかなりの負担になります。

小学校のうちからプログラミング学習を始めていれば、余裕をもって中学、高校の勉強ができますし、理解が早く進むのも早いでしょう。高度なプログラミングになると計算や統計学も関わってきます。

大学受験、将来の職業を視野に入れるなら、プログラミング学習塾や教材を利用して早く始めるにこしたことはない。これが私の持論です。

プログラミングとは関係ない道に進む子どもたちにとってのプログラミング

お子さん全員がロボットエンジニアやAIエンジニアになるわけではありません。もっと自由であるべきだし、「何が儲かる」ということより、好きなこと、得意なことを伸ばしていったほうが、人生の幸福度は高いはずです。

プログラミング教育は、そういった「特にロボットエンジニアやAIエンジニアになるわけではない」お子さんたちにも「論理的思考」は確実に身につきます。

論理的思考は、相手のことを深く理解し、相手の立場にたってモノを考えたり、何を求めているのかを察して対処したりといったスキルにも繋がります。

わかりやすい言葉(言語、コード)で、順を追って理解できるように説明しなければ、ロボットやコンピュータは正しく動いてくれません。

相手の立場に立って、わかりやすく説明したり、モノを考えるのは「共感力」ですよね。

共感力があれば、将来大人になって友人関係、職場の人間関係、夫婦関係もうまくいくのではないでしょうか。

お子さんの性格や志向によって、プログラミング学習塾に通わせるほどじゃないな、という場合は、高い受講料を払って無理して行かせなくてもいいと思います。あくまでも、お子さんの意志や興味が向いたら、という感じでいいと思います。

また、お子さんの興味を引き出したい、という理由でプログラミング教育を考えているなら、塾ではなくオンライン学習や教材を用いて、自宅で親御さんと一緒にやってみる、というのでもいいと思います。

そこでお子さんがメキメキと能力を発揮して、オンライン学習だけでは足りないな…と思ったら本格的に学ばせてあげる、という形でいいと思います。

プログラミングは「手段」であり、そのものではない

大切なのは、プログラミングそのものよりも「発想力とアイデアを形にする力」です。

とある28歳の若い女性(仮名:洋子さん)を例にお話ししましょう。

アイデアを形にして年商3億円

マッチングアプリ

洋子さんは23歳で会社を起業し、28歳の今、億単位の年商をあげる若手実業家です。見た目は普通の若くて綺麗で明るい女性。街を歩いていても、まさか彼女が億単位稼ぐ社長だとは思えません。

洋子さんは高校生のとき、美容院代を節約するため、「カットモデル」になって安く髪を切ってもらっていました。カットモデルとは、新米美容師が練習で髪を切るときにモデルとなり、500円程度の安い金額で髪を切ってもらえる、というものです。

当時、新米美容師は一日中、街の中に立って、カットモデルになってくれそうな人に声をかけていました。でもほとんどの人は何かの勧誘かと思って素通り。初対面の人に黙ってついていくのも怖い。

だから、美容師が自分の技術向上のためにカットモデルを獲得するのは重要課題なんだけど、肝心の練習はできずに一日中、足を棒にして街の中で声をかけ続ける、という非効率なことをしていたんですね。

でも、同時に、「新人美容師の練習台でもいいから、安く切ってもらいたい」という洋子さんのようなニーズもたくさんあるわけです。

そこに目をつけた洋子さんは、カットモデルと美容師をマッチングさせるSNSサービスを作り、アプリを公開。創業からたったの5年で、億単位の売上を出すまでに成長しました。

今では都内にオフィスを借り、人を雇って事業を拡大しています。

アイデアがあってこそ初めて、プログラミングスキルが威力を発揮します。

もし資本力もない高校生の洋子さんが、プログラミングのスキルがなかった場合、「これはヒットする!」というアイデアが思いついても、それを形にすることはできませんよね。

外注に頼んでアプリやシステムを開発してもらうとなったら、数十万円~百万円単位の初期投資が必要になります。学生や若い人には現実的ではありません。

プログラミングができる、ということは洋子さんのように、アイデアを形にすることが非常に身近になることなのです。

小学校からプログラミング学習を始めるならどこがいい?

プログラミング教室には、大きくわけて2つのタイプがあります。

子ども向けプログラミング学習の種類
  • ロボット教室
  • ゲームやアプリを開発するプログラミング教室

ロボット教室

バーチャルでなく、ブロックなどのロボット教材を利用し、モノが動く仕組みを理解して、プログラミングでロボットを動かすプログラミングです。今子どもたちにとても人気があるのがこれ。

代表的なロボット教室

ゲームやアプリを開発するプログラミング教室

もうひとつは主にゲームやスマートフォンアプリを開発するプログラミング教室です。こちらはバーチャルです。

大人がやるプログラミングと同じような言語を用いて、ゲームやアプリ開発のためのプログラミングを覚えていきます。

初期の段階では、感覚的にプログラミングができる子ども向けプログラミングソフトを使うところがほとんどで、段階的にステップアップし、最終的にはキーボードでのタイピングでプログラミング言語(SwiftとかUnityとか)でゲームやアプリを作ります。小学生でアプリをAppleストアに公開して販売している子もいます。

代表的なプログラミング教室

ロボット教室か、ゲームやアプリのプログラミング教室、どっちがいい?

お子さんの興味がどちらにあるか、で決めればOKです。

どちらを選んでも、プログラミングの基本は身につきます。

最初ロボット教室から初めて、ゲームやアプリも作ってみたくなればプログラミング教室に変えればいいだけですし、その逆もあり。

大切なのは、お子さんのモチベーションを第一に考えることです。それがプログラミング習得の一番の近道。

コードマン
コードマン

ご参考にしてください。

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