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WEBデザイナーとWEBエンジニア、どっちが楽? 稼げるのはどっち?

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ツグミ
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WEBデザインもクリエイティブな感じがして憧れるし、エンジニアはすごく稼げそうなイメージ。どっちにも興味があるけれど、仕事としてはエンジニアの方がハードそう…

どんな仕事にも大変な一面はありますよね。

一般的に、WEBデザインはHTMLとCSS、JavaScriptができれば形になるから簡単、と思われがちなんですが、実際に仕事をしていると「エンジニアの方が遥かに楽そう…」と思える瞬間が結構あるんです。

この記事では、実はWEBデザインの方がエンジニアよりもずっと難しい理由について説明します。

WEBクリエイター歴15年の私が書いています。

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WEBデザインの方がWEBプログラミングよりも難しい理由

WEBデザインはクライアントにとって「正解」がない

クライアントの悩みや要望をヒヤリングし、マーケティングスキルを駆使して様々なギミックを盛り込んでサイトデザインを作ったとしても、それが「結果を生み出すかどうか」というのはクライアントにはわからないということがほとんどです。

実際に新しいサイトを運用してみて、GoogleAnalyticsやSearchConsoleで数字を比較して初めて結果がわかります。

ソフトバンクのCMの例

たとえばソフトバンクのCMは樋口可南子さんや上戸彩さん、竹内涼真さん、杉咲花さんなど豪華ラインアップなキャスティングですが父親が「犬」というぶったまげた構成ですが、最初に広告代理店がソフトバンクに提案したとき、「本当にコレでうまくいくのか」と思った人はいると思うんです。

でも、高いお金を払ってプロの仕事は、素人が安易に想像できたり、誰もが「これは最高!」と思うものばかりではありません。

プロはクライアントの向こう側、つまりクライアントにとってのお客様であるユーザーを見ているのでいるのですから。

自分の「好み」で判断するクライアントが多い

マーケティングを知らないクライアントの場合、プロが提案する意見を信用せず自分の価値観や好みでジャッジしがちです。

お洒落で洗練された雰囲気が好きな人は、マーケティングなど度外視で見た目の雰囲気にこだわります。

前に挙げた「ソフトバンクのCM」の例で説明すると、高額な費用を払って社会的にも認知された大手広告代理店の言うことなら信じるのに、フリーランスで仕事をしている一介のWEBデザイナーの話は信用しない、というフィルターがかかってしまうのです。

商品を買ったりサービスを受けるお客様のことを意識せず、自社商品を売り込みたい、自分のスタイルを貫きたい、というのは、小規模の個人事業主に多く見られる傾向があります。

プログラミングの場合、クライアントが感覚で「気に入らない」ということはほとんど発生しないので、クライアントからのダメ出しは圧倒的にデザインの方が多いです。

クライアントはWEBサイトを「自分の作品」と考えている人も多い

WEBクリエイターが競合調査やターゲティングの見直しを行い、クライアントの要望も聞きつつデザインに起こしているのに、クライアントは「WEBサイトに大切なのは、売り手がどう見せたいかが大事」なんていう我流のマーケティング論を展開したりします。

プライドの高い人だと、「こういう風にした方がいいですよ」と提案すると自分が否定されたような気持ちになって、露骨に不機嫌になることも…

プロとしてご説明し、その理由を丁寧にお伝えしても感情が前面に出たり、我流を通したいクライアントの場合、結果として良いサイト(コンバージョンの高いサイト)は作れません。

とはいえ、自分の思い通りに作ってもらえば満足する人が多いので、気持ち的に納得できないものの、ご要望通りに作り上げる、ということも仕方ないことです。

WEBデザインの目的を理解していないクライアントが多い

自分たちの理念やメッセージ、扱う商品やサービスの素晴らしさを徹底的に反映させたい。

そう思うのは当然です。

ですが、WEB制作に一番大切なのは、クライアントの想いではなくその向こう側にいるユーザーです。

WEBサイトに限らず、人間関係がスムーズにできるのはこんな人じゃないでしょうか。

  • 相手の話をじっくり聞く
  • 相手の立場に立って物事を考える
  • 相手が困っていたら、悩みを解決できる情報を提供する
  • 相手に思いやりを持って接する

逆に、こんな人だと嫌煙されるんじゃないでしょうか。

  • 常に「俺」「私」が中心の話し方ばかりする
  • 自慢話ばかりする
  • 自分を過大評価する
  • 嘘をつく

WEBサイトも同じで、相手の気持ちには目を向けず、自分のことばかり書いていて、商品の売り込みばかりが目立つサイトは、ユーザーは嫌悪感を示して申込はしてくれないのです。

常にユーザー視点に立って考える

  • この商品(サービス)を使えば、ユーザーの悩みがどんな風に解決されるか
  • この商品(サービス)で、ユーザーの生活がどう向上するか

つまり、ユーザーは自分にメリットが感じられないと購入には至りません。提供側の独りよがりのような説明や自己陶酔型の文章ではまったく効果なんて出ないよ、ということです。

これを理解していない(知らない)クライアントは多いので、クライアントが幸せになるためにもマーケティング指導というのはクリエイター業務のひとつになります。

美大卒のセンスの秀でたデザイナーが増えてきている

美大や専門学校で理論やテクニックを専門的に学んだ人がWEBデザイナーになる、というのは多いですよね。大学や専門学校でもWEBデザインやマーケティングを専攻できるコースもあって、時間をたっぷりかけて専門的に学んでいるので、スキルが高いです。

とくに商業デザインをしっかり学んでいる彼らは、打てば響く「土台」がしっかりと身についています。

デザインに関しては専門的に学んだ人のそれはクオリティが全然違う、誰が見ても「プロの仕事」、真似できないな、と思うものもたくさん。

つまり、デザイナーの仕事には専門的な勉強とスキルが必要になり、WEBエンジニアのように社会人になってから数か月勉強すればなれる、という次元ではなかったりします。

PhotoshopやIllustratorの使い方を完全にマスターする必要がある

WEBという特性上、アナログで絵がかけてもデジタルで表現できなければ使えない、ということが起きます。

挿絵程度のものならアナログで書いたものをスキャニングすればいいですが、サイト全体のデザインはPhotoshopなどのデザインソフトを使って作り、それをCSSでWEB化します。

デザイナーが自分で「こんな表現をしたい」と思ったとき、筆や色鉛筆ならあっと言う間にできるものでも、PhotoshopやIllsutratorなどのデザインソフトでどういうツールでどう加工すればいいか、ということを知らなければ形になりません。

エンジニアの場合、ソフトを開いてアルファベットを打っていくだけなので…プログラミングもデザインも両方できる人ならプログラミングの方が楽、と感じている人は多いのではないでしょうか。

WEBプログラミングの方がWEBデザインよりも楽な理由

勉強風景

私はコーディングもJavaScriptのプログラミングも行いますが、デザインとプログラミングとでは使う頭が違います。

デザインの方が、ゼロから何かを生み出す苦労が圧倒的に多いと感じます。デザインができてしまえば、あとはそれに沿ってプログラミングを行えばいいので、プログラミングの方が精神的にはすごく楽です。

これは個人の得意不得意、趣向にも関わってきますが、WEBの場合はデザインをしないと面白みは半減する気がします。

WEBプログラミングには作り方に正解がない

WEBサイトに特定の動きを付けたいとき、プログラミングのコードには「コレ」という正解がありません。PHPでもRubyでも実現できることは多いし、その中でもコードの書き方は千差万別だったりします。

クライアントに見えるのは表面のデザインや動きだけ

よく「綺麗なコード」という言葉を聞きますが、無駄がなくシンプルで、誰が見ても一目瞭然で変更修正も他者が行えるようなものが良しとされていますが、どんなに汚いコードでも表現できる動き、つまり結果は同じになります。

クライアントは表面しか見ていないので、要望通りに動いていればそれでOKとなり、コードの美しさまでチェックする人は少ない…というか私がこれまで納品したクライアントには一人もいません。

これは、コードが理解できる知識がある人じゃないと判断できないことですから。

WEBエンジニアに求められるのは納期と結果のみ

エンジニアに必要なのは、デザイナーがあげてきたデザインを正確にWEBで見られるようにコーディングし、設計通りにプログラミングすること。

慣れた人なら過去のコードを流用してあっという間に仕上げられます。

エンジニアは求められた仕様通りにプログラミングをすればいいだけですが、一番のネックは納期に間に合わす速さと正確性。

同じプログラミングをするのでも、ググって調べながらでないと作れない人だと必然的に時間はかかりますし、正確性が足りないとバグに悩まされたり納品後に大きなクレームに発展することもあります。

まとめ

WEBデザインにもプログラミングにも、それぞれ魅力や大変さがありますが、個人的にはWEBデザインの方が才能が必要、と思っています。

私が大学を卒業した1993年頃は、世の中にようやく携帯(ガラケー)が出てきた時代で、PHSやポケベルがまだあった時代でした。

当時はパソコンもMacが主流で、個人でPCを持っている人はまだ少なく、最初に就職した編集会社でさえ、全員にパソコンが支給されていませんでした。

それゆえ、WEBサイトを持っている会社はまだ少なく、WEBの作り方も「テーブルレイアウト」といって、今のようなプログラミングとは全く違う、アナログ的な作り方をしていました。

優れたデザインもUI/UXという概念もなく、競合がほとんどいないブルーオーシャンの世界だったのに、今はどんな小さい会社でもWEBサイトを持ち、個人がブログを書く時代です。

WEB業界は、ここ25年の中で急速に進化していて、今後も進化していくでしょう。

それに伴い、私たちクリエイターも日々トレンドや新しい技術を習得していく必要がありますね。

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