
WEBクリエイターになるためには、何から始めて、どんな風にステップアップしていけばいいんですか?
WEBデザイナーやWEBクリエイターになりたい、と思っても、「何から勉強したらいいかわからない」というお問合せはよくいただきます。
そこで、この記事ではWEBクリエイター志望の方に向けて、ロードマップにしてご説明していきます。

順を追って説明していきますね!
最初に|年齢を気にするなかれ!






インターネットを検索していると、まー「30代では遅すぎる」とか「今の時代中学生でもHTMLやCSSでWEBサイトを作る時代。20歳でも遅い」なんて言っている匿名の人たちが実に多くて嫌になります(笑)
匿名のそういう口コミを信じて諦めてしまうのはやめましょう。その人自身がプログラミングをやった経験があるかどうかもわかりませんし、やったことがあっても努力やポテンシャルが足りずに挫折しただけかもしれません。
私自身、32歳から勉強を始めて、今はパラレルワーカーとしてWEBの仕事も印刷の仕事もしています。
たしかに、年齢が上がるにつれ転職へのハードルは上がるのは事実ですが、もし年齢で諦めるとしたら、それまでのポテンシャル・モチベーションしかない、ということです。それならどうせやっても続かないので、やめておきましょう。






自分の人生は自分のものです。他人軸で決めるのではなく、自分軸で決めましょう。
つまり、あなたが今30歳でも、あなたの「自分軸」で考えると人生100年時代、まだ3/1しか生きてないんです。
今、定年を70歳にしようなんていう話も出ているくらいで、30歳でもあと40年も仕事人生が残っています。
今あなたが働いている会社で、定年まで働いている(働ける)自信、ありますか? リストラされずにあなたしかできないスキルを磨き続けられますか?
やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる
林真理子の名言
海外ノマドをめざせ!「空飛ぶWebクリエイター」になるための大まかなロードマップ (WEBデザイナー編)


STEP1 プログラミングスクールを選ぶ


スクール選びは、あなたの目標・目的によって一番合ったところを選ぶ必要があります。
スクールにはそれぞれ「強み」というものがあります。
WEBデザイナー向けスクールの場合、デザイン重視でPhotoshopによるデザインの仕方や理論をしっかり教えてもらいたいのか、プログラミング重視でJavaScriptに力を入れたカリキュラムで学びたいのか。
あなたの目標やなりたいデザイナー像に合う、スクール選びのポイントを別の記事にまとめていますので、ぜひご一読ください。
クリエイターから「ちょっと一言」
「WEBデザインは簡単です! 難しいコーディングも必要ありません♬」というスクールもあるようです。
そういうスクールは、Wordpressの既存テーマを使って、難しい仕様はプラグインで対応、せいぜいロゴをIllustratorで作ったり、Photoshopで写真レタッチをして…という感じでしょう。
たしかに、Wordpressテーマを使えば、難しいコーディングの勉強なしで、WEBサイトは作れます。ですがそれは「WEBデザイナー」とは言いません。誰でもわかることですが。
逆に、それがWEBデザイナーの仕事だと思い込んでしまう危険がありますよ…
あなたが数日で身につけるWEBデザインは、素人でもできるもの、ということです。そういう人はたくさんいるので、すごい数のライバルの中で勝ち抜く必要があるんですけど、そもそもスキルなんてないので勝ち抜けるわけがありません。
- デザイン+コーディング
- デザイン+コーディング+SEO
- デザイン+コーディング+UI/UX
こんな感じで、プラスアルファのスキルを身につけるよう、頑張っていきましょう!
初級(所要期間 約3ヶ月~)
初級とはいえ、これだけのことをしっかり覚えればそのまま独立もできる内容です。
全部完璧にできていない状況でもWebサイトが作れるようになった段階で早めに未経験OKのWebデザイナー職かフロントエンドエンジニア職に応募して、実務でこれらのことを覚えていくのがいいです。
- htmlとcssを理解する
- html5とcss3を理解する
- レスポンシブサイトが作れるようになる
- Bootstrapを使えるようになる
- PhotoshopでWebデザインを作れるようになる
- Photoshopで作ったWebデザインからhtmlとcssでコーディングができるようになる
- Illustratorでロゴを作ったりやベクター画像を加工できるようになる
- Webフォントを理解する
- Webアイコンを使えるようになる
- JavaScriptで要素に動きをつけられるようになる
- JavaScritpのフレームワークであるjQueryを使えるようになる
- サーバーを理解する(MySQL)
- ポートフォリオを作成する
コーディングをしっかり学べるスクール
デザインだけでなく、コーディングもしっかりできるようになる。これはWEBデザイナーとしてマストだとお伝えしてきました。
次に、コーディングをしっかり学べるWEBデザインスクールをご紹介します。
JavaScriptを本格的に学ぶと、動的で最先端のWEBサイトが作れるようになります。JavaScriptを本格的に学ぶと、デザイナーにもフロントエンドエンジニアにもなれますので、しっかりプログラミングに比重を置いて勉強したい、という人はこちら。
STEP2 未経験からの転職を果たす


多くのスクールには「転職サポート」があります。その転職サポートを通して未経験からの転職を成功させることができます。
もしスクールの転職サポートで転職が実現できなかった場合でも、クリエイターやエンジニア向けの募集が多い未経験OKの転職エージェントに登録すれば大丈夫です。
WEBデザイナーやエンジニアとして、最初の就職・転職は非常に重要です。
WEBデザイナーの場合
WEBデザイナーとしてスキルを伸ばしていきたいなら、大手の有名なWEB制作会社に転職するのがいいです。大手の場合、資本力のある企業からの制作依頼が多く、様々なジャンルの案件にも関われますし、ディレクターやプランナーなどの仕事もどんなものか、働きながらわかっていきます。
インハウスデザイナーといって、企業の制作部に所属し、その企業のプロモーションのためのWEB制作に携わる働き方もあるのですが、すでにできあがったWEBサイトのマイナーチェンジや日々の更新程度しかできない、ということが往々にしてあります。
制作会社ではないので残業もあまりなく、勤務条件等は楽なケースが多いので、結婚して子育てをする女性には人気の働き方ですが、デザイン力や企画力等を身につけたいなら、制作会社の方がいいでしょう。
STEP3 スキルアップのための転職をする


この業界は、不思議なんですが長年いてもあまり給料は上がらない傾向があります。
デザイナーからのステップアップとしておすすめなのが
- WEBディレクター
- WEBプランナー
- UI/UXデザイナー
- フロントエンドエンドエンジニア
が主な職種です。
これらの職種に応募する場合、「デザインのスキルはあるんだけど… ディレクションやJavaScriptは自信がないなぁ」ということもあると思います。
そういう人におすすめなのがプログラミングスクールの「TechAcademy(テックアカデミー)
テックアカデミー




テックアカデミーは、デザイナー・エンジニア両方に非常に魅力的なコースが揃っていて、すべてオンライン完結で学ぶことができます。
すでにあなたはHTMLやCSSはできていますから、ピンポイントで足りないスキルを補う勉強ができます。
- ディレクションのスキルをつけたい → Webディレクションコース
- マーケティングのスキルをつけたい → Webマーケティングコース
- UI/UXのスキルをつけたい → アプリUI/UXデザインコース
- フロントエンド(JavaScript、jQuery)をもっと深く勉強したい → フロントエンドコース
中級(実務2年~3年)
- 2年~3年さらに高度な実績とスキルをつける
- PHPを理解する
- PHPでオリジナルのWordpressのテーマや、Webサービスを作れるようになる
- 実務で他業種(Webデザイナー、フロントエンドエンジニア、Webエンジニア、Webディレクター、Webプランナー、イラストレーター、フォトグラファーなど)との連携の仕方や仕事の回し方を覚える
STEP4 年収アップのための転職をする


これまでに、トータルで4年~5年の実務経験がれば、もうあなたはベテランの領域でしょう。
今働いている会社で学べるものがもうないな、と思ったら、積極的に転職を検討してみてください。
上級職への転職で、給料アップやスキルアップを目指します。
上級(実務2年~3年)
- さらに上位職に転職する(WebデザイナーからWebプランナーへ、フロントエンドエンジニアからPHPプログラマーへなど)
- 実務と並行して、さらにプログラミングのスキルを身につける(余裕があればRubyやRuby on Railsも勉強してみよう)
- 2年~3年実務で実績とスキルを積む
- 速さと正確さに意識してWeb制作をする
- SEOやマーケティングのスキルを身につける
- ポートフォリオ用サイトに制作実績や注文が入るように構成を整え充実させる
STEP5 フリーランスになる


人によってはスクール卒業後すぐにフリーランスになる人もいます。2年~3年の実務経験を経てフリーランスになる人もいます。
WEBクリエイターにとって、人脈は非常に重要です。人のツテなので変なクライアントは紹介されないですし、安心して仕事ができます。さらに新しいクライアントを紹介してもらえたりします。
でも人脈なんてそうそう作れない… という人の場合は、フリーランス専門のエージェントがあるので登録しましょう!
フリーランス専門エージェントは、面倒な交渉や、確認しずらい報酬面での確認、案件参画後のトラブル等にも応じてもらえますし、エージェントの中には会社員とほぼ変わらない福利厚生サービスがあるところもあります。
案件終了後に仕事が途切れないよう、参画中に次の案件の紹介を始めてくれるので安心です。
あなたとの相性も、紹介してもらえる案件の条件等もありますから、できれば2社~3社に登録して紹介してもらい、一番「いいな」と思ったところでじっくり腰を据えてお付き合いしていくのがいいと思います。






余談ですが、実は「自由な働き方」という意味では、エンジニアよりWEBクリエイターの方がアドバンテージが高いんですよ!
エンジニアの場合、フリーランス案件は企業常駐型のものが多いんですが、WEBデザイナーの場合、コーディングもできれば一人で営業~企画立案→納品とできてしまうのです!
独立・フリーランス
- 見積や請求書の作り方をマスターする
- 確定申告の仕方、税金対策など勉強する
- マーケティング
- フリーランス専門エージェントに登録する
- クラウドソーシングで仕事を受注する
- フリーランスとしてある程度生活ができるようになったら海外に出てみる
ざっくりこんなイメージです。このロードマップの初級・中級レベルでもフリーランスとして仕事はできます。
すごくたくさん覚えなくちゃいけない…と思うかもしれませんが、実際に仕事をしていけば身につけられることばかりです。
「Webデザイナーはエンジニアより稼げない」なんていうのは全くのウソで、マーケティングのスキルを身に着けたWebデザイナーは無双します。なので、できたら本格的にマーケティングスキルを身につけて「再現性があり、効果の高いWebサイト」が作れるようになりましょう!
Webマーケティングを学びたいなら、今のところマケキャンがトップレベルです。かなり充実した内容を学べ、マーケッターとしても転職できるレベルですので、ぜひご参考にしてください。










頑張っていきましょう!


はい! 頑張ります!