
通学型スクールの方がオンラインスクールよりもいいと思うんだけど… 今の仕事を辞めずに働きながら学習することを考えると、やっぱりオンラインの方が都合がいいんだよなぁ。
オンラインスクールでも、通学並みにオススメのスクールってあるんですか?

オンラインスクールは確かに、通学型より離脱・挫折が多いとは聞きますね。ですがオンラインスクールのデメリットがほとんどなく、かつ通学型と遜色なく学べるスクールがあるんですよ!
この記事は、「オンラインスクールでも、通学型同じレベルのプログラミングを習得したい」と、お金も時間もしっかりかけて本格的に学びたい人向けです。
ポテンシャル採用ではなく、即戦力での採用を目指す人、卒業後に転職ではなくフリーランスを目指す人向けのスクールを紹介します。
オンラインスクールのデメリット




私がオンラインスクールのデメリットとして考えるのは… 次の4点が致命的なデメリットだと考えています。
離脱率・挫折率が高い
小さい頃から通信教育に馴染みがあって、コツコツと自分で勉強できる、という人は大丈夫だと思います。
プログラミングスクールに通う大半の人は、学生だったり社会人だったり「本業」があって、空いた時間に学習するスタイルの人だと思うんです。
プログラミングの離脱を避ける方法は、「学習を3日空けない」こと。できれば少しでもいいから、毎日続けることでだいぶ避けられます。
でも「仕事やアルバイトが忙しくて今日は勉強できなかった」ということが起きてしまうのが現実。
通学型の場合、卒業要件を満たすために通学日数が決まっていたりして、「絶対行かなきゃ」という気持ちにもなりますし、物理的に勉強する環境に身を置くことで自然と習得できるメリットがあるのです。
ただし、最近のオンラインスクールは、これらの離脱・挫折を避けるためにメンター制度、マンツーマン制度、オンラインチャットによる質問など、様々な工夫を凝らしているので、きちんと自習をしておき「自分はどこで躓いているか」「何がわからないのかを理解している」という状況であれば、オンラインスクールでも大丈夫です。
通学型のスクールは東京に集中していることもあり、住んでいる場所によっては絶対に通学は無理、という人もいるでしょうから、そういう場合はできるだけ上記のデメリットを払拭している、この記事で紹介しているスクールを選ぶといいと思います。
人脈形成ができない
通学型スクールの場合、同期入学の人たちがいるので学習のモチベーション維持・向上と同時に、会話や学校帰りの飲み会などを通して仲良くなり、人脈形成が作れるというメリットがあります。
将来は「エンジニア」という共通の目標を持つ同期なので、卒業後に連絡を取り合い情報交換をしたり、仕事を自分のキャパをオーバーしたときに助けてもらったり、逆に仕事をもらったり紹介してもらったりと、かかせない人脈になっていきます。
オンラインスクールで受講生との交流がない場合だと、実際に仕事を始めたときにどうしてもわからないことが出ても、気軽に聞ける相手がいないんです。
なので、オンラインスクールの多くはフリーランスというより、どちらかというと「転職」を目標に置き、実務でスキルをどんどん身につけていく、というスタンスで選ぶといいと思います。
ですが、オンラインスクールでも「通学型並み」にデメリットがほとんどないスクールも存在します。
この記事の最後にそれらのスクールを紹介しておきますので、ご参考にしてください。


チーム開発ができない
チーム開発とは、実際に現場に出ると2人、3人とチームを組んで一つの案件に取り組む開発のこと。エンジニア特有の働き方です。
オンラインスクールは自宅で勉強し、不明な点があればメンターや講師に質問する、という形ですが、チーム開発はカリキュラムに入っているところはほとんどありません。
チーム開発ができる、というのは転職活動時に企業側にとっては非常に魅力的で(すぐに働いてもらえるから)、条件のいい転職を可能にするスキルのひとつです。
開発環境構築ができない
オンラインスクールの多くは、利便性ゆえに独自の開発ツールを用い、受講生は面倒な開発環境構築はしなくても、すぐにオンラインで学習ができる、ということをメリットとして謳っているスクールもありますが、実際に仕事をする現場では開発環境構築はマストなので必須スキルといえます。
ただ、使っているPCのスペックやPC操作の得意不得意など、受講生のレベルに幅があるため、オンラインスクールで開発環境構築を学ぶのは現実的に非常に厳しい、という側面があります。
とはいえ、エンジニアとして即戦力レベルでスキルを身につけたい、フリーランスになって上級案件も獲得できるようになりたいと考えるなら、避けては通れない道なんですよね。
じゃあ開発環境構築を行わないスクールはどう対処しているかというと、有料で使えるクラウド上の開発ツールを使うんです。
すでに出来上がったプラットホームですぐに開発ができるから楽なんですけど、毎月ランニングコストがかかるので、ある程度稼いでいるエンジニアじゃないと懐に厳しい。
だから開発環境構築は学んでおいた方がいいよ、ということなのです。
上記のデメリットを払拭するオンラインスクールTOP3
…と、ここまでオンラインスクールのデメリットを説明してきましたが、なんと同期との人脈形成もチーム開発もできるスクールがあります。
当然、本格的なカリキュラムとなるので、受講期間は比較的長めですし、受講料も高めです。
ですが、未経験から初めてエンジニア転職するときに、できるだけ良い条件で採用されたい、希望転職が無理ならフリーランスとして働くこともできるレベルにまで引き上げてくれるスクールです。
ランキング通り、一番おすすめはDIVE INTO CODEでほぼ完璧、2番目のポテパンキャンプは入学が選抜制ですが、自社グループに転職エージェント、フリーランス向けエージェントがあり、確実に転職・独立ができるうえ、転職成功で受講料全額キャッシュバックされるというスゴイスクールです。
3番目のスクールRaise Techは、残念ながらチーム開発も人脈形成もカリキュラムには含まれていませんが、オンラインスクールではめずらしいJavaを即戦力レベルで学べるスクールなので、一応入れておきました。
オンラインスクールを選択するなら、この3つの中からいずれかを選ぶといいんじゃないかな? と思います。


あれ? テックエキスパートが入ってないな。このサイトでおすすめしてるプログラミングスクールでしたよね?




テックエキスパートは600時間という学習時間でRubyを学ぶスクールで、たしかに当サイトでもおすすめスクールとして紹介しています。
ですが、テックエキスパートのスタッフさんにリサーチしたときに感じたことなんですが、テックエキスパート自体、オンラインスクールにはそれほど力を入れていない印象です。
「通学圏内2時間であれば、オンラインコースは選択できません。しっかり通学して学んでいただきます。オンラインコースは離脱しやすいですから、あくまでも通えない人向けです」と言っていました。
実際、テックエキスパートの通学コースではチーム開発がカリキュラムに組み込まれていますが、オンラインコースにはないそうです。
ご参考にしてください。